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Logic Proで録音中の音が二重に聞こえるときは?モニタリング設定の確認方法

2つのモニター経路をヘッドホンと光の波で表したAI生成の概念イラスト
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ギターや声を録ろうとしたら、ヘッドホンから少し遅れた音も聞こえる。ディレイを入れていないのに、音が重なって弾きにくいことがあります。

そんなときに確認したいのが、オーディオインターフェースのダイレクトモニタリングと、Logic Proのソフトウェアモニタリングです。同じ入力を両方から聞いていると、時間差のある音が重なります。

ただ、片方を切れば何でもよいというわけではありません。Logicのアンプシミュレーターを聞きたいのか、入力音をできるだけ遅れを抑えて聞きたいのかで、残す経路が変わります。まずはここを分けて考えてみましょう。

この記事はMac版Logic ProのAppleユーザガイドとメーカーの公開資料をもとにした設定解説です。資料の確認日は2026年10月12日。実機での録音・遅延測定は行っていないため、画面の表記やインターフェース固有の操作は、お使いのバージョンと説明書でも確認してください。

まず、同じ入力をどこから聞いているか確認する

録音中の入力音を聞く経路は、大きく次の2つです。

経路聞こえる音向いている場面
ダイレクトモニタリングインターフェース内で出力へ送った入力音DAWを経由する遅れを避けて演奏したい
ソフトウェアモニタリングLogicを通り、トラックのプラグインで処理された音アンプシミュレーターなどの音で演奏したい

Appleのオーディオの「一般」設定では、ソフトウェアモニタリングでチャンネルストリップ上のプラグイン処理を含む入力音が聞こえると説明されています。一方、RMEのLogic Proセットアップガイドは、ダイレクトモニタリング時にDAW側のモニターをオフにするよう案内しています。

最初に見るところ

インターフェース本体や付属アプリのDirect Monitor設定と、Logicのソフトウェアモニタリングを確認します。入力を直接聞く音とLogicから戻る音を、同時に出していないかがポイントです。

これは「録音トラックが2本ある」という話とは別です。トラックが1本でも、耳に届く経路が2つあれば音は重なります。逆に、同じ入力を受ける複数トラックで入力モニタリングが有効になっていないかも確認しておきたいですね。

Logicのアンプシミュレーターを聞きたい場合

ギターを直接つなぎ、LogicのAmp Designerなどで音を作りながら弾くなら、Logicを通る音を残します。

  1. インターフェースのDirect Monitorをオフにします。付属ミキサーアプリで設定する機種なら、ヘッドホン出力へ送っている入力の直接音を止めます。
  2. Logic Proの「設定」→「オーディオ」→「一般」で、「ソフトウェアモニタリング」をオンにします。
  3. 録音するオーディオトラックの入力を確認し、トラックヘッダの「I」(入力モニタリング)をオンにします。
  4. 小さめの音量で弾き、プラグインをオン・オフしたときに聞こえる音が変わるか確認します。

「I」ボタンは録音していないときにも入力音を聞くためのものです。Appleの入力モニタリングの説明によると、トラックの入力が「入力なし」になっているとボタンは表示されません。

注意したいのは、インターフェースのミキサーでLogicから戻る再生音までミュートしないことです。止めたいのは入力の直接音なので、MainやPhonesの出力全体を下げる操作とは区別してください。RMEでいうHARDWARE INPUTSとSOFTWARE PLAYBACKのように、入口が分かれている機種もあります。

ギターをどの入力へつなぐか迷っている場合は、先にHi-ZとLINE入力の違いを確認してみてください。入力の種類と、入力をどう聞くかは別の設定です。

入力音を直接聞いて録音したい場合

Logic内のエフェクトを聞く必要がなく、インターフェース側でモニターしたいなら、ダイレクトモニタリングを残します。

  1. インターフェースの説明書に従って、入力音をヘッドホンへ送ります。
  2. Logicの「設定」→「オーディオ」→「一般」で、「ソフトウェアモニタリング」をオフにします。
  3. 録音するトラックの入力と録音可能ボタン「R」を確認し、短く録音します。
  4. 演奏を止め、録音したリージョンを再生して確認します。

ソフトウェアモニタリングをオフにすることと、録音を止めることは別です。入力を聞く経路を変えても、録音するトラックの入力と録音設定は必要です。

この方法では、演奏中の入力音にLogic側のアンプシミュレーターなどをかけて聞くことはできません。インターフェースに内蔵DSPがある場合などは機種ごとに条件が違いますが、「Logicのプラグインを聞きたい」という目的なら前の手順に戻ります。

二重音が消えても、弾いた音が遅れるとき

ソフトウェアモニタリングでは、音がLogicを往復する分の遅れが生じます。二重に聞こえる問題と、1つの音が遅れて聞こえる問題を分けると、設定を追いやすくなります。

Appleの入力モニタリングレイテンシの管理では、I/Oバッファサイズを小さくすると遅延を抑えられる一方、処理負荷が増えることを説明しています。「設定」→「オーディオ」→「デバイス」で確認し、音切れが起きない範囲で調整します。

また、遅延の大きいプラグインがある場合は低レイテンシモードも確認候補です。ただし、一部の処理がバイパスされるため、いつもの音作りと聞こえ方が変わることがあります。音が変わったからといって、すぐ別のプラグインを足さず、どの処理が外れたか確認してみてください。

まだ重なるなら、録音した音も切り分ける

モニター経路を片方にしても直らない場合は、短い録音を再生して「演奏中だけ重なるのか」「再生しても重なるのか」を確認します。

  • 演奏中だけなら、インターフェース側に別の入力ミックスが残っていないか確認します。
  • 再生時にも重なるなら、重複したトラックやリージョン、ディレイなどの処理を順に確認します。
  • 同じ入力を受ける別トラックがあるなら、その入力モニタリングも確認します。

上の項目は原因を絞るための確認順です。すべての二重音がモニタリング設定で直るとは限りません。

最初は「Logicで加工した音を聞く」「インターフェースから直接聞く」のどちらにするかを決めると分かりやすいです。そのうえで短く録音し、演奏中の聞こえ方と再生音を別々に確認してみてください。

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