ギターの弦に軽く触れているつもりなのに、「ポッ」と短い音で止まってしまう。ナチュラルハーモニクスを練習するときは、まず12フレットで、触れる位置と力加減を確かめてみてください。

コツは、金属のフレットの真上に軽く触れ、弦を弾いた直後に指を離すことです。普段のように、フレットの手前をしっかり押さえる弾き方とは違います。

まずは12フレットで1音鳴らしてみる

ナチュラルハーモニクスは、開放弦の決まった場所に軽く触れて、倍音を鳴らす奏法です。成功すると、通常の開放弦より高い、鐘のような澄んだ音になります。

最初はカポを外し、1本の弦だけで試しましょう。ここでは3弦を使います。

  1. 3弦の12フレットの金属部分、その真上に指先を軽く当てます。
  2. 指を当てたまま、もう片方の手で3弦を弾きます。
  3. 弾いた直後に、触れていた指を弦から離します。

弦に触れる、弾く、触れていた指を離す、という順番です。最初は1音ずつ区切って、順番を確かめましょう。

この基本手順は、Guitar Academyの公式教材「Natural Harmonics」(PDF・32ページ)でも紹介されています。

鳴らないときに見る3つのポイント

1. 指はフレットの真上にあるか

普段の押弦では金属のフレットより手前を押さえますが、今回は金属部分の真上を狙います。ポジションマークの点がある場所を目印にするだけだと、触れる位置がずれることがあります。

12フレットの金属部分を目で確認し、指を少しずつ動かして、音が伸びる場所を探してみてください。

2. 弦を押し込んでいないか

指板まで弦を押し下げる必要はありません。指を置く力を抜いて、弦の表面に触れるくらいにします。

力を入れても鳴らないときは、さらに強く押すより、いったん指を離して軽く触れ直す方が確認しやすいですね。

3. 弾く前に指を離していないか

ピッキングより先に指が離れると、普通の開放弦の音になります。まずは指が触れた状態で弦を弾き、その直後に離す順番を確認してください。

一度に全部変えない

位置を確かめたら、次は触れる力、その次は指を離すタイミング、と一つずつ試してみてください。どこを変えたら音が伸びたか、見つけやすくなります。

12フレットでは何の音が鳴る?

12フレットのナチュラルハーモニクスは、開放弦より1オクターブ高い音です。標準チューニングなら、3弦の開放はG(ソ)なので、ハーモニクスも1オクターブ上のGになります。

12フレットを普通に押さえて弾いた音とは、音名とオクターブが同じでも、響き方が違います。押さえて出した音と軽く触れて出した音を交互に鳴らすと、違いを確かめやすくなります。

12フレットで慣れたら、7フレットや5フレット付近でも試せます。ただし、触れる場所によって鳴る音の高さは変わります。すべてが開放弦の1オクターブ上になるわけではありません。

弦を弾くときにピックが引っかかる場合は、ピッキングフォームを見直したこちらの記事も参考にしてみてください。

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