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Logic Pro EVOC 20 TrackOscillatorの使い方と活用テクニック

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ドラムのリズムを、シンセのような音へ変えてみたい。今回はEVOC 20 TrackOscillatorへドラムを通し、固定した合成音のFormant Shiftを比較します。

EVOC 20 TrackOscillatorとは?

入力音を分析するフィルターバンクと、合成側のフィルターバンクを持つオーディオエフェクトです。Synthesis InをOscillatorにすると内蔵オシレーターを使えます。入力の音高を追う方法に加え、Fixed Noteで音高を固定する方法もあります。

TrackOscillatorは、MIDIでコードを演奏するインストゥルメントとしてのEVOC 20 PolySynthとは別です。EVOC 20 Filterbankの帯域処理とも操作が異なります。

約10秒のドラムで、固定合成音のFormant Shiftを比較

Formant Shiftを変えたときの合成音を聴き比べてみてください。

EVOC 20 TrackOscillator OFF

Oscillator / Fixed Note57 / Formant Shift0.00

Oscillator / Fixed Note57 / Formant Shift0.80

共通項目設定
Analysis In / Synthesis In / Fixed Note / SignalTrack / Oscillator / 57 / Voc
Bands / Low・High / Low・High Band10 / 80・8000Hz / BP・BP
Formant Stretch / Resonance / Attack / Release1.00 / 1.00 / 1.00ms / 30.0ms
Osc. Pitch / Ratio / FM Intensity0 / 1.000 / 0%
LFO → Formant / TO Vibrato / Freeze0 / 0 / OFF
U/V Source・Sensitivity・LevelBlend・50%・0%
Stereo Mode / Stereo / Output LevelMono/Stereo / 0.00 / 0dB
EVOC 20 TrackOscillatorの実際の設定画面:Oscillator / Fixed Note57 / Formant Shift0.00
Oscillator / Fixed Note57 / Formant Shift0.00。
EVOC 20 TrackOscillatorの実際の設定画面:Oscillator / Fixed Note57 / Formant Shift0.80
Oscillator / Fixed Note57 / Formant Shift0.80。

基本操作:ドラムを分析し、固定音を鳴らす

Audio FXのFilter → EVOC 20 TrackOscillatorから挿入します。今回のAnalysis InはTrack、Synthesis InはOscillatorです。外部サイドチェインは使わず、トラック上のDrum Kitを分析します。

Fixed Noteは周波数のHz指定ではなく、ノート値です。

Formant Shift 0.00と0.80

Formant Shiftは、合成フィルターバンクの帯域を周波数上で移動します。オシレーターの固定ノートを変える操作とは別です。

プラグインOFFでは元のドラム、ONでは合成音を聴けます。打音のリズムや、合成音の色合いを聴き比べてみてください。

分析側の設定

Bands10、範囲80〜8000Hz、最低・最高バンドはBPです。Attack1.00ms・Release30.0msは、分析側が入力の立ち上がりや減衰へ反応する時間を調整します。FreezeはOFFにしました。

Releaseを長くすると分析した形が残る時間を変えられます。

オシレーターとFM

FM Intensity 0の設定ではノコギリ波が生成されます。

音高追跡を使う場合は固定ノートを解除し、適切な入力を用意します。Tracking Oscillatorは単音の入力を追う方式なので、MIDIコードで複数ボイスを演奏する説明と混同しないようにします。

LFO・U/V・出力

音が出ない・期待と違う場合

  • Analysis InとSynthesis Inが、用意した入力と一致しているか確認する。
  • 外部サイドチェインを選んだ場合は、ヘッダーのSide Chainで対象を指定する。
  • 合成された結果を確認するには、OutputのSignalがVocになっているか見る。
  • 音高を固定したいのか、入力を追跡したいのかを決めてFixed Noteを確認する。

音源をMIDI演奏したい場合は、TrackOscillatorをインストゥルメントスロットへ挿す手順ではなく、目的に対応したソフトウェア音源を使います。

まとめ

まず入力と合成方法を決め、その後にFormant Shiftを調整すると違いを追いやすくなります。今回のドラム比較を参考に、自分のリズム素材でも合成音の変化を試してみてください。

参照:Apple公式:Synthesis In、オシレーター、インターフェース。

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