ようやく、Studio Oneでの音圧の稼ぎ方がわかってきたので、情報共有です
なんとなく、使ってきたマルチバンドコンプレッサーですが、これを上手く使えばそれっぽくなりそうです
ちなみに、Studio Oneでは「multiband dynamics」と呼ばれていますが、機能は同じのようです
ということで、具体例を交えて軽くご紹介、、、
まずは迷ったらこれを使うという感覚でいいんじゃないかなって思ってます
マルチバンドコンプレッサー(multiband dynamicsn)の役割
簡単にいうと、各帯域の音を圧縮して、ブースト、カットをするエフェクトになります
機能について
5つのバンドがあり、設定した各帯域ごとの間の周波数を圧縮していくような流れになっています
とりあえず画面を見ると
帯域は
- L(Low 100Hz以下くらい)
- LM (Low-Mid 100Hz~300Hzくらい)
- M (Mid 300Hz~1000Hzくらい)
- HM (High-Mid 1000Hz~5000Hzくらい)
- H (High 5000Hz以上くらい)
「くらい」と言っているのは、あくまでも任意の範囲なので、「L」でも変な話、位置によっては1000Hzまで伸ばせます
基本的には、使い方がよくわからないので、プリセットを使ってそこから不要な部分を削るという使い方でいいと思います
EQと何が違うの?
これは調べたところここが違うみたいです
そもそものEQの特長
トラック全てにEQのカットやブーストが掛かる
つまり、ある一定の音量をコンプレッションされないので、音がスカスカになったり、こもったりするコントロールが難しくなることもある
以上を踏まえた時の、マルチバンドコンプレッサーとの違いは
例えば、ギターのブリッジミュート時の「ズン」という音がやけに大きかった場合に、マルチバンドコンプレッサーで、80Hzあたりを指定し、コンプレッションかけてあげると、「ズン」という音が抑制された上で、音量を保つことが可能になる
ということみたいです
ようは、「EQでLowカットせい!」と言われてたことを、カットだけでなく、帯域を抑えることで、実はカットする必要がなく、低域を上手くコントロールできる代物と理解した方が良さげです
難しいことは置いておいて、つまるところどう使えばいいんじゃということにせまります
プリセットを上手く使おう!
個人的に気に入っているプリセットは「Louder- Really」と「Louder-Some」ですね
Louder- Reallyの特長は
- ミッド、ハイミッドがが抑えられて、高域が強くなる分、音抜けが良く感じる
- ただし、ハイが強すぎることがあるので、微調整でハイを抑える必要がある
Louder-Someの特長は
- 全体的な帯域をバランスよく抑えるので、音が急激に変わることが無い状態で、音圧上昇が見込まれる
- 音の変化が少ない分、ある程度積極的にいじってもいいかもしれない
使い分けとしては、Reallyはマスタートラックで、Someはギター等の各トラックに入れて少しいじるというくらいですね
使ってみるとわかりますが、結構音が変わるので、積極的に使ってみてもいいかもしれません
またドラムに使うとかなりまとまりがある感じになるので、やはり各トラックに全部入れるという勢いで意外といいのかもしれません
最後に
完全に独学でやっているので、まだまだヒントが少ない中でミックスをやっています
ネットの情報を見て、そのまま自分の音源に使っても中々うまくいかないことが多くないでしょうか?
少なくとも自分は、納得はまだしきれていないので、プリセットをいかにうまく使っていくかがポイントになると思っています
というのも、プリセットはそのメーカーのエンジニアが考えて作られた設定なので、基本的には間違うことはないんですよね
下手に自分でいじると大変なことになるので、それであれば、プリセットを使って、音源に合わせて少しいじるというくらいが、実は賢い使い方なのではないでしょうか
ということで、今後も役に立ったなという情報は共有として載せていきますので!