「DTMを始めてみたいけど、何から揃えればいいかわからない…」そんなDTM初心者の方に向けて、この記事ではDTMを始めるために絶対に揃えるべき機材と、失敗しない選び方、そして初期投資の目安を徹底的に解説します。音楽制作の世界への第一歩を、この記事で力強く踏み出しましょう！
1. DTMとは？：音楽制作の可能性を広げる魔法のツール
DTM（DeskTop Music）とは、パソコンを使って音楽制作を行うことを指します。かつては高価な機材が必要だった音楽制作が、今では手軽に始められるようになりました。DTMの魅力は、場所や時間に縛られず、自分のペースで音楽制作を楽しめること。作曲、編曲、レコーディング、ミックス、マスタリング…音楽制作の全ての工程を、自宅のパソコンで行うことができます。
DTMのメリット
- 自宅で手軽に音楽制作
- 費用を抑えられる
- 様々なジャンルの音楽制作が可能
- 楽器が弾けなくても作曲可能
- 自由な発想で音楽制作を楽しめる
2. 必須機材：これだけは絶対に揃えよう！
DTMを始めるにあたって、最低限必要な機材は以下の5つです。
2.1. パソコン：DTMの中心となる心臓部
DTMの中心となるのは、高性能なパソコンです。DAWソフトを快適に動かすためには、ある程度のスペックが求められます。
パソコン選びのポイント
- CPU：Intel Core i5以上、できればi7以上
- メモリ：8GB以上、できれば16GB以上
- ストレージ：SSD 256GB以上（システムドライブ）、HDD 1TB以上（データ保存用）
- OS：Windows 10/11、macOS Monterey以降
MacとWindows、どちらを選ぶべきか悩む方もいるでしょう。一般的に、Macは音楽制作に最適化されていると言われていますが、Windowsでも十分快適にDTMを楽しむことができます。予算や使い慣れたOS、周辺機器との相性などを考慮して選びましょう。
2.2. DAWソフト：音楽制作の司令塔
DAW（Digital Audio Workstation）ソフトは、音楽制作の中心となるソフトウェアです。作曲、編曲、レコーディング、ミックス、マスタリングなど、音楽制作のあらゆる工程をDAWソフトで行います。
DAWソフト選びのポイント
- 操作性：自分に合った操作性かどうか
- 機能：必要な機能が揃っているか
- 価格：予算に合った価格帯か
- プラグイン：豊富なプラグインが利用可能か
- 情報：インターネット上に情報が多いか
初心者におすすめのDAWソフトは、以下の通りです。
初心者におすすめのDAWソフト
- GarageBand：Macに標準搭載されている無料のDAWソフト。初心者でも簡単に操作できる。
- Cakewalk by BandLab：完全無料のDAWソフト。豊富な機能と使いやすさが魅力。
- Ableton Live Intro：直感的な操作性と豊富な機能が魅力。初心者にも扱いやすいインターフェース。
- FL Studio Fruity Edition：EDM系の音楽制作に強いDAWソフト。
2.3. オーディオインターフェース：音の入り口と出口
オーディオインターフェースは、パソコンとマイクや楽器を接続するための機器です。高音質な録音・再生を行うためには、必須の機材と言えるでしょう。
オーディオインターフェース選びのポイント
- 入出力端子：必要な数と種類があるか（マイク、ギター、MIDIなど）
- 音質：高音質な録音・再生が可能か
- レイテンシー：遅延が少ないか
- 価格：予算に合った価格帯か
- ドライバー：安定したドライバーが提供されているか
初心者におすすめのオーディオインターフェースは、以下の通りです。
初心者におすすめのオーディオインターフェース
- Focusrite Scarlett Solo/2i2：定番のオーディオインターフェース。音質も良く、使いやすい。
- Steinberg UR22C：高音質で、Cubase AIが付属している。
- PreSonus AudioBox USB 96：低価格で、Studio One Artistが付属している。
2.4. モニターヘッドホン/スピーカー：正確な音を聴くために
音楽制作において、正確な音を聴くことは非常に重要です。モニターヘッドホンやモニタースピーカーは、音楽の細部まで正確に再現し、ミックスやマスタリングの精度を高めるために欠かせない機材です。
モニターヘッドホン/スピーカー選びのポイント
- フラットな音質：特定の周波数帯域が強調されていないか
- 解像度：音の細部まで聴き取れるか
- 装着感/設置場所：長時間使用しても疲れないか、設置場所に合ったサイズか
- 価格：予算に合った価格帯か
初心者におすすめのモニターヘッドホンは、以下の通りです。
初心者におすすめのモニターヘッドホン
- SONY MDR-CD900ST：定番のモニターヘッドホン。多くのプロが使用している。
- audio-technica ATH-M50x：バランスの良い音質で、幅広いジャンルに対応。
- beyerdynamic DT 770 PRO：密閉型で、遮音性が高い。
初心者におすすめのモニタースピーカーは、以下の通りです。
初心者におすすめのモニタースピーカー
- YAMAHA HS5：定番のモニタースピーカー。フラットな音質で、正確なモニタリングが可能。
- KRK Rokit 5 G4：低音が豊かで、EDM系の音楽制作に最適。
- PreSonus Eris E5：低価格で、高音質なモニタリングが可能。
2.5. MIDIキーボード：音楽を奏でるためのコントローラー
MIDIキーボードは、DAWソフトに音を入力するためのコントローラーです。鍵盤を弾いてメロディーやコードを入力したり、ノブやフェーダーを使って音色を調整したりすることができます。
MIDIキーボード選びのポイント
- 鍵盤数：必要な鍵盤数があるか（25鍵、49鍵、61鍵、88鍵など）
- 鍵盤のタッチ：自分に合ったタッチかどうか
- コントローラー：ノブ、フェーダー、パッドなど、必要なコントローラーがあるか
- 価格：予算に合った価格帯か
初心者におすすめのMIDIキーボードは、以下の通りです。
初心者におすすめのMIDIキーボード
- Arturia MiniLab MkII：コンパクトで持ち運びやすく、豊富な機能が搭載されている。
- AKAI Professional MPK Mini MK3：コンパクトで、パッドが搭載されている。
- Native Instruments Komplete Kontrol M32：Native Instruments社の音源との連携がスムーズ。
3. 初期投資の目安：予算に合わせて機材を選ぼう
DTMを始めるための初期投資は、機材のグレードによって大きく異なります。ここでは、予算別に初期投資の目安をご紹介します。
3.1. 最低限の機材を揃える場合：約5万円～10万円
- パソコン：中古品やスペックを抑えたものを選ぶ
- DAWソフト：無料のDAWソフトを使用する
- オーディオインターフェース：エントリーモデルを選ぶ
- モニターヘッドホン：低価格帯のモニターヘッドホンを選ぶ
- MIDIキーボード：25鍵のコンパクトなものを選ぶ
3.2. ある程度のクオリティを求める場合：約15万円～30万円
- パソコン：新品のミドルスペックのパソコンを選ぶ
- DAWソフト：有料のDAWソフトのエントリーグレードを選ぶ
- オーディオインターフェース：ミドルクラスのオーディオインターフェースを選ぶ
- モニターヘッドホン：中価格帯のモニターヘッドホンを選ぶ
- MIDIキーボード：49鍵または61鍵のMIDIキーボードを選ぶ
3.3. 本格的な音楽制作を目指す場合：約30万円以上
- パソコン：新品のハイスペックのパソコンを選ぶ
- DAWソフト：有料のDAWソフトのプログレードを選ぶ
- オーディオインターフェース：ハイエンドのオーディオインターフェースを選ぶ
- モニターヘッドホン/スピーカー：高価格帯のモニターヘッドホン/スピーカーを選ぶ
- MIDIキーボード：88鍵のMIDIキーボードを選ぶ
注意点初期投資はあくまで目安です。ご自身の予算や音楽制作の目的に合わせて、機材を選びましょう。また、中古品やセール品を活用することで、費用を抑えることも可能です。
4. まとめ：DTMの世界へ飛び込もう！
この記事では、DTM初心者が絶対に揃えるべき機材と、失敗しない選び方、そして初期投資の目安をご紹介しました。DTMは、音楽制作の可能性を広げる素晴らしいツールです。ぜひこの記事を参考に、自分に合った機材を揃えて、DTMの世界へ飛び込んでみてください！
