音の最初の「ポン」という部分を抑えて、ゆっくり立ち上がる音にしたいことがありますよね。Logic Proでも、オーディオリージョンのフェードインや音量オートメーションで作れます。
ここでは、まずフレーズの冒頭にフェードを付ける方法を試してみます。SG-1のように入力を検出して毎回自動で立ち上げる処理とは動きが違うので、用途に合わせて使い分けてください。
耳で確認:ピアノの立ち上がりを約1.2秒かけて上げる
ピアノの冒頭にフェードインをかけた音を聴き比べてみてください。
フェードなし:元の立ち上がり
冒頭を約1.2秒でフェードイン
- 100 BPM、4/4、4小節、9.6秒。元の24ノートMIDIを保持。
- フェードイン:0/1200、カーブ:0。
- 追加のコンプレッサー・EQ・リバーブはバイパス。Match EQはApply 0%。
- 48 kHz/24bit WAV、ノーマライズなし、テールなしでLogicから書き出し。


フェードインによる音の立ち上がりの違いを聴いてみてください。Logic Pro公式ユーザガイドも参照してください。
Logicでボリュームスウェルを作る手順
- ソフトウェア音源の場合は、先にトラックをバウンスインプレイスしてオーディオにします。元のMIDIは残しておくと、フレーズを直すときに便利です。
- オーディオリージョンを選び、リージョンインスペクタの「その他」を開きます。
- 「フェードイン」に時間を設定します。
- 曲の中で聴きながら、長さとカーブを調整します。長すぎると最初の音がほとんど聞こえなくなるので、まず短めから試すと調整しやすいです。
フレーズ全体と各音のスウェルは違う
リージョンのフェードインは、リージョンの最初だけにかかります。途中にあるノートのアタックはそのままです。各音で音量を上げたい場合は、音ごとにリージョンを分けてフェードを付けるか、音量オートメーションを描きます。
Enveloperはアタックやリリースの音量を調整するプラグインです。アタックを弱める音作りは、Enveloperの記事でも比較音源を聴けます。
リバーブを加えるときのポイント
立ち上がりを整えた後にリバーブを加えると、余韻を広げられます。ただし今回の試聴例ではリバーブを足していません。まず立ち上がりの変化を確認してから、曲に合わせて残響を調整するのがおすすめです。
まとめ
フレーズの入りをゆっくりにするなら、リージョンのフェードインが手軽です。各音に繰り返しスウェルを付けたいときは、リージョン分割やオートメーションまで必要になります。作りたい音の動きから方法を選んでみてください。









