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Amplitube 5 音作り完全ガイド:ギタートーンを極めるプロの技と裏ワザ

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Amplitube 5とは? その魅力と基本機能

Amplitube 5は、IK Multimedia社が開発した、世界的に人気のギター/ベースアンプ&エフェクトシミュレーターです。その最大の特徴は、驚くほどリアルなサウンドと、膨大な数のアンプ、キャビネット、エフェクターを自由に組み合わせて、理想のギタートーンを作り上げられる点にあります。自宅での練習からレコーディング、ライブパフォーマンスまで、あらゆるシーンで活躍する、ギタリスト/ベーシストにとって強力なツールと言えるでしょう。

  • 圧倒的なリアリティ:実機を忠実にモデリングしたアンプ、キャビネット、エフェクターの数々。
  • 豊富なプリセット:有名ギタリストのサウンドを再現したプリセットも多数収録。
  • カスタマイズ性:アンプ、キャビネット、エフェクターを自由に組み合わせて、オリジナルサウンドを作成可能。
  • レコーディング機能:DAWとの連携もスムーズで、高音質なレコーディングが可能。
  • ライブパフォーマンス:MIDIコントローラーとの連携で、ライブパフォーマンスにも対応。

Amplitube 5の主要機能

  • アンプモデリング:Fender、Marshall、Mesa Boogieなど、伝説的なアンプのサウンドを再現。
  • キャビネットモデリング:様々なスピーカーとマイクの組み合わせをシミュレート。
  • エフェクト:ディストーション、オーバードライブ、ファズ、ディレイ、リバーブなど、定番エフェクトを網羅。
  • ルーパー:フレーズを録音して重ね録りできるルーパー機能。
  • チューナー:高精度なチューナーを内蔵。
  • IRローダー:外部IR(インパルスレスポンス)を読み込んで使用可能。

Amplitube 5の公式サイトはこちら:https://www.ikmultimedia.com/products/amplitube5/

音作りの基本:アンプ、キャビネット、エフェクターの選択

Amplitube 5で理想の音を作るためには、アンプ、キャビネット、エフェクターの特性を理解し、適切に選択することが重要です。それぞれの役割と、音作りのポイントを見ていきましょう。

アンプの選択

アンプは、ギタートーンの核となる部分です。Amplitube 5には、クリーン、クランチ、オーバードライブ、ハイゲインなど、様々な種類のアンプが収録されています。作りたい音のイメージに合わせて、最適なアンプを選びましょう。

  • クリーンアンプ:透明感のあるクリーンなサウンド。ジャズやカッティングに最適。
  • クランチアンプ:少し歪んだ、甘く粘りのあるサウンド。ブルースやロックンロールに最適。
  • オーバードライブアンプ:より歪みを増した、パワフルなサウンド。ロックやハードロックに最適。
  • ハイゲインアンプ:激しい歪みとサスティーンが特徴。メタルやハードコアに最適。

使用例
* クリーン:Fender Twin Reverb, Roland JC-120
* クランチ:Vox AC30, Marshall Bluesbreaker
* オーバードライブ:Marshall JCM800, Soldano SLO-100
* ハイゲイン:Mesa Boogie Dual Rectifier, ENGL Powerball

キャビネットの選択

キャビネットは、アンプのサウンドを最終的に出力する部分です。スピーカーの種類や数、キャビネットの構造によって、サウンドが大きく変化します。アンプとの相性を考えながら、最適なキャビネットを選びましょう。

  • 1×12:シングルスピーカーのキャビネット。タイトでまとまりのあるサウンド。
  • 2×12:2つのスピーカーを搭載したキャビネット。豊かな中域と広がりがあるサウンド。
  • 4×12:4つのスピーカーを搭載したキャビネット。パワフルで迫力のあるサウンド。

使用例
* 1×12:Fender Princeton Reverb, Vox AC15
* 2×12:Fender Deluxe Reverb, Vox AC30
* 4×12:Marshall 1960, Mesa Boogie Rectifier Standard

エフェクターの選択

エフェクターは、アンプのサウンドに彩りを加えるためのツールです。ディストーション、オーバードライブ、ファズなどの歪み系エフェクター、ディレイ、リバーブなどの空間系エフェクター、コーラス、フランジャーなどのモジュレーション系エフェクターなど、様々な種類のエフェクターがあります。音作りの目的に合わせて、最適なエフェクターを選びましょう。

  • 歪み系エフェクター:ディストーション、オーバードライブ、ファズなど。サウンドに歪みを加える。
  • 空間系エフェクター:ディレイ、リバーブなど。サウンドに奥行きや広がりを与える。
  • モジュレーション系エフェクター:コーラス、フランジャー、フェイザーなど。サウンドに揺らぎやうねりを加える。
  • コンプレッサー:音の粒を揃え、サスティーンを伸ばす。
  • EQ:特定の周波数帯域を調整し、音のバランスを整える。

使用例
* 歪み系:Ibanez Tube Screamer, Proco RAT, Fuzz Face
* 空間系:Boss DD-3, Electro-Harmonix Holy Grail
* モジュレーション系:Boss CE-2, MXR Phase 90

Amplitube 5 音作り実践:ジャンル別セッティング例

ここでは、Amplitube 5を使った音作りの具体的な例として、代表的な音楽ジャンルに合わせたセッティングを紹介します。

クリーンサウンド:Jazz/Funk

透明感のあるクリーンサウンドは、JazzやFunkに最適です。Fender Twin Reverbなどのクリーンアンプをベースに、コンプレッサーやコーラスを加えて、より洗練されたサウンドに仕上げましょう。

ポイント:コンプレッサーで音の粒を揃え、コーラスでサウンドに広がりを与える。

セッティング例
* アンプ:Fender Twin Reverb
* キャビネット:Fender 2×12
* エフェクター:コンプレッサー、コーラス、ディレイ

クランチサウンド:Blues/Rock’n’Roll

甘く粘りのあるクランチサウンドは、BluesやRock’n’Rollに最適です。Vox AC30やMarshall Bluesbreakerなどのクランチアンプをベースに、オーバードライブやブースターを加えて、よりパワフルなサウンドに仕上げましょう。

ポイント:オーバードライブやブースターで歪みを加え、EQで音のバランスを整える。

セッティング例
* アンプ:Vox AC30
* キャビネット:Vox 2×12
* エフェクター:オーバードライブ、ブースター、EQ

オーバードライブサウンド:Rock/Hard Rock

パワフルなオーバードライブサウンドは、RockやHard Rockに最適です。Marshall JCM800やSoldano SLO-100などのオーバードライブアンプをベースに、ディストーションやファズを加えて、より激しいサウンドに仕上げましょう。

ポイント:ディストーションやファズで歪みを加え、ディレイやリバーブでサウンドに奥行きを与える。

セッティング例
* アンプ:Marshall JCM800
* キャビネット:Marshall 4×12
* エフェクター:ディストーション、ディレイ、リバーブ

ハイゲインサウンド:Metal/Hardcore

激しい歪みとサスティーンが特徴のハイゲインサウンドは、MetalやHardcoreに最適です。Mesa Boogie Dual RectifierやENGL Powerballなどのハイゲインアンプをベースに、ノイズゲートやEQを加えて、よりクリアでタイトなサウンドに仕上げましょう。

ポイント:ノイズゲートでノイズを除去し、EQで低域をカットして、音の輪郭を際立たせる。

セッティング例
* アンプ:Mesa Boogie Dual Rectifier
* キャビネット:Mesa Boogie Rectifier Standard
* エフェクター:ノイズゲート、EQ、ディレイ

Amplitube 5 裏ワザ:より深く音作りを追求するために

Amplitube 5には、標準的な機能以外にも、より深く音作りを追求するための裏ワザがいくつか存在します。ここでは、その中でも特に役立つテクニックを紹介します。

IR(インパルスレスポンス)の活用

IR(インパルスレスポンス)とは、特定の空間や機材の音響特性をデータ化したものです。Amplitube 5では、外部IRを読み込んで使用することができます。これにより、Amplitube 5に収録されていないキャビネットや、実在するスタジオの音響特性を再現することが可能になります。

ポイント:IRローダーを使用して、Amplitube 5にIRデータを読み込む。

アンプの内部設定を調整する

Amplitube 5のアンプモデリングは、非常に細かく再現されています。一部のアンプでは、バイアス、真空管の種類、電源電圧など、内部設定を調整することができます。これらの設定を調整することで、アンプの特性をさらに深く理解し、自分好みのサウンドに近づけることができます。

ポイント:アンプの内部設定を調整する際は、慎重に行うこと。設定を誤ると、意図しないサウンドになる可能性があります。

MIDIコントローラーとの連携

Amplitube 5は、MIDIコントローラーとの連携に対応しています。MIDIコントローラーを使用することで、リアルタイムにアンプやエフェクターのパラメーターを操作することができます。これにより、ライブパフォーマンスやレコーディングにおいて、より表現力豊かな演奏が可能になります。

ポイント:MIDIコントローラーにAmplitube 5のパラメーターを割り当てることで、足元でサウンドをコントロールできるようになる。

Amplitube 5 音作り まとめ:理想のギタートーンを追求しよう!

Amplitube 5は、豊富な機能とリアルなサウンドで、ギタートーンを極めるための強力なツールです。この記事で紹介したテクニックを参考に、ぜひ自分だけの理想のギタートーンを追求してみてください。

注意点:音作りには、正解はありません。様々なアンプ、キャビネット、エフェクターを試して、自分にとって最高のサウンドを見つけ出すことが重要です。

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