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ギター音作りのヒント②(アンプのEQセッティング方法編~JC-120&JCM900・2000~)

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前回の①では、こもる原因とピックアップの特長について説明しました

ギター音作りのヒント①(音がこもる原因とピックアップごとの選び方や特長について)エレキギターの音作りって本当に難しいですよね かく言う自分も、かれこれ10年以上音作りに悩まされてきました(笑) 結...

 

おさらいすると、音作りは4つの要素がありますよと説明しました

 

  1. ギター本体のセッティング(ピックアップ選び)
  2. アンプ
  3. エフェクター
  4. 本人の腕

ということで、今回は残る②~④について説明をしていきます!

 

その前に、イコライザーについて軽く触れます

 

イコライザー(EQ)について

詳しくはわからなくていいんですが、雰囲気を知っておく必要があります

 

大きく5つのイコライザーがアンプに搭載されていることがあります

  1. RESONANCE(レゾナンス)…超低音域 (音の太さや振動感を上げる)
  2. BASS(ベース)…低音域 (音の太さを出す)
  3. MIDLLE(ミドル)…中音域 (音の抜けを出す)
  4. TREBLE(トレブル)…高音域 (音の抜け感と輪郭を出す)
  5. PRESENCE(プレゼンス)…超高音域 (音の輪郭とより鋭利なサウンドを出す)

というつまみがあります

 

中には、①と⑤が無く、②~④しかないアンプがあります(ということほぼこのつまみしかないことが多い)

 

ということで、基本的には②~④のつまみで調整していき最後に、①、⑤で微調整というやり方を取るといいと思います

 

また注意点としては

①RESONANCE(レゾナンス)

②BASS(ベース)

上げ過ぎるとモコモコしたサウンドになり抜けが悪くなる

 

③MIDLLE(ミドル)…中音域 (音の抜けを出す)

上げ過ぎると輪郭が出ずモコモコしたサウンドで、逆に抜けが悪くなる

 

④TREBLE(トレブル)…高音域 (音の抜け感と輪郭を出す)

⑤PRESENCE(プレゼンス)…超高音域 (音の輪郭とより鋭利なサウンドを出す)

上げ過ぎるとキンキンした耳障りなサウンドになり、音の太さが落ちる

 

といった、印象があります

 

中でも、中音域に関しては、扱いが難しいため、上げたい気持ちを抑える必要があります

 

 

ということで、ざっくりと理解いただいてたので、次のアンプのセッティングで実際に音を作ってみましょう

 

アンプのセッティング

まず、大前提としてエフェクターよりアンプでの音作りがメインとなります

が、中には歪系が入っていないクリーンだけのアンプもあります(フェンダー系なんかもそれ)

 

その場合は、エフェクターに頼らざるを得ないので、ディストーションやファズ、オーバードライブといったものを用意しましょう

 

また家で弾くのかスタジオ・ライブハウスで弾くのかで使い方もことなります

とはいえ、基本的な考え方は同じなので、特に音作りで困るスタジオ・ライブハウスでの音作りのポイントをに絞って紹介していきます

 

では、スタジオでよくある、「JC-120」と「マーシャル系」というくくりで説明していきます

 

 

Roland JC-120のセッティングについて

Roland公式HPより

これですね

 

先ほど言いましたが、これは完全にクリーンタイプですので、エフェクター必須です

各つまみごとのレベルは共通して0~10までです

 

また、ギタータイプごとによって設定が異なります

ということで、以下のよう音を作ってから、微調整をしていきましょう

 

シングルコイル(ストラトキャスター系やテレキャスター系)

CHANNEL2 LOWにシールドを差し込む

VOLUME スタジオでは2~3 ライブハウスでは4~5程度

TREBLE 3

MIDDLE 10

BASS 6

DISTORSION 1

REVERB 0(リバーブエフェクターが無ければ、1~2)

 

シングルコイルタイプによっては、ディストーションは0にした方が良いです

基本的に、シングルコイル系はディストーションを1に設定するとかなり音が太くなります

また、キンキンしやすりため、トレブルはかなり削っておきます(0でも良いかと)

 

ハムバッカー(レスポール系)

CHANNEL2 LOWにシールドを差し込む

VOLUME スタジオでは2~3 ライブハウスでは4~5程度

TREBLE 5

MIDDLE 6

BASS 5

DISTORSION 0

REVERB 0(リバーブエフェクターが無ければ、1~2)

 

ハムは、そもそもモコっとしたサウンドになりがちなので、

場合によっては、トレブルをもう少し上げるか、ミドルを下げましょう

 

ただ、ストラト系に比べれば、音作りをしやすいかと思います

 

以上となります

 

続いてマーシャル系

 

JCM2000 JCM900の設定について

こんな感じで、重ねられるやつですね(笑)

 

このタイプのアンプはクリーンチャンネルとドライブチャンネルの2つがあります

エフェクターを使うか使わないかでかなり使い勝手が異なります

 

2パターン紹介しますので、ぜひ色々試してみてください

 

アンプだけで音作り

シングルコイル(ストラトキャスター系やテレキャスター系)

ウルトラハイゲインモード

Volume 適宜(5~6)

Gain 8~10

Bass  5

Middle 8

Treble 4

Presence 2

 

ピックアップの性能上、ゲインを高めにしないとなかなか歪まない可能性があります

しかし、ゲインは上げ過ぎると、音が潰れバンドサウンドでは抜けが悪くなります

これで聞こえないのであれば、ゲインを下げることをオススメします

 

また、マーシャル系では高音域がハッキリとし過ぎるので、高音域は控えめにしております

 

ハムバッカー(レスポール系)

ウルトラハイゲインモード

Volume 適宜(5~6)

Gain 5

Bass  5

Middle 5

Treble 5

Presence 4

 

レスポール系は正直、全部12時でいい音が出ます(笑)

 

バンドサウンドの中で、トレブルを上げるかなどで調整しつつ、多少ゲインが欲しいようであれば、追加していくみたいな形で良いと思います

 

エフェクター込みで音作り

シングルコイル(ストラトキャスター系やテレキャスター系)

クリーンモード

Volume 10

Gain 適宜(音量調整用)

Bass  5

Middle 6

Treble 4

Presence 2

 

クリーンで使う場合は、ボリュームをMAXにします

 

こうすることで、全体的に音圧が出ること、そして本来のアンプのパワーが発揮するため、これで音作りするのをオススメします

 

ただ、ゲインに関しては、音量調整用となるので、大きく上げ過ぎないように注意しましょう

 

EQに関しては、ほぼ12時にセッティングし、高音域だけ微調整する形にします

 

ハムバッカー(レスポール系)

クリーントーンモード

Volume 10

Gain 適宜(音量調整用)

Bass  5

Middle 5

Treble 5

Presence 5

 

先ほどの、ストラト系と同じくボリュームをMAXにし、他は12時にセッティングします

レスポール系は音作りがしやすいので、基本はこれでOKです

 

まとめ

ということで、ざっくりまとめると

シングルコイル(ストラトキャスター系やテレキャスター系)

  • 高音域が出やすいので、控えめに設定すること
  • ゲインを稼げないので、高めにすると吉

 

ハムバッカー(レスポール系)

  • モコモコしやすいので、低音域と中音域は控えめに
  • ゲインを稼ぎやすいので、低めの設定でOK

 

以上を覚えておけば、スタジオで設定できることでしょう!!

 

ということで、

 

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